名古屋インターシティは構造種別としては、地上部分が柱CFT梁S造、地下部分はSRC造一部RC造です。構造形式は、地上部分がダンパー付ラーメン架構、地下部分が耐力壁付ラーメン架構。建物の平面は、西側部分をコアとした片コア形式。
将来において予想される最大級の地震(震度6強超)に対しては、人命の安全はもちろんのこと地震による構造部材の損傷をできるだけ抑えて、建物の機能確保を図ります。
名古屋地域に想定される東海・東南海地震については、愛知県設計用入力地震動研究協議会により作成された地盤特性を考慮した想定地震波を用いて検討し、この想定地震波に対しても上記の耐震性能目標を満足することを確認しています。
より高い耐震安全性のために、制震構造とし、地震エネルギーの吸収機構として2種類の制震装置を採用。
低降伏点鋼を用いたX形制震ブレース36基と、粘性体制震壁43基の制振装置を、効果的に組み合わせることによって、水平方向、捩れ方向の剛性を高めるとともに、地震エネルギーを吸収します。